<トレビの泉のトリビアの泉?!>
世界の旅からシリーズに文化芸術に関連した投稿を目指すtomokaはイタリア好きなんですよ♪
という事でイタリアと言えば誰もが知っているトレビの泉♬。
ローマに多数ある噴水の中で一番有名!!
引用:https://pixabay.com/ja/users/ansharimages-15660614/
映画「甘い生活 」では、アニタ・エバーグが演じたトレビの泉の中でのシーンが印象的でしたよね。
また、誰もが知っているオードリーヘップバーン主演「ローマの休日」にも登場!
アカデミー賞を受賞したアメリカ映画「愛の泉」では、このトレビの泉がテーマになっていました。
最近では、老年の恋を描いた「トレヴィの泉で二度目の恋を」
トレビの泉は知ってるけどトリビア的なものは実はわからないって人も多いのでは?
ローマ歴史地区は1980年に世界遺産に登録。そのエリア内にある
「トレビ」とは本来、「三本の道」というイタリア語が語源になっていて「トレビの泉」に到達する道を指しているそうです。
引用:https://pixabay.com/ja/users/jdegheest-1220385/
ウンチクその1
「トレビの泉」の中央で半裸に衣をまとっているのが、海の神「ネプチューン」。
貝の上に乗っています。
この貝を馬車のように引っ張っているのが、両際の馬。
向かって左側の馬は、そのいななく様子から「暴れ馬」と呼ばれていて、逆に右側の馬は「穏やかな馬」というあだ名があるらしい。
この二頭の馬は、海や水は穏やかであったり強暴であったりすることを表しているのだとか。
ポセイドンの向かって右側にいる女性は「健康の女神サルース」、左側の女性は「豊穣の女神ケレース」
その「豊穣の女神ケレース」の上に彫られた彫刻はヴィルゴ水道の建設者マルクス・ウィプサニウス・アグリッパが水道建設を支持している様子、「健康の女神サルース」の上には乙女がローマ兵士に湧き水を示している伝説が、それぞれ彫られているとの事。
引用:https://pixabay.com/ja/users/dezalb-1045091/
いつも思うんですけど、昔の人は皆こんなに筋肉美だったのかな?
大胸筋・腹直筋のみならず、背筋・上腕三頭筋まで隆々!!
筋肉好きにはたまらんけどw
イタリア人って比較的小柄だったのでは?とプチ疑問。
引用:https://pixabay.com/ja/users/manufranco-2206029/
その2
「トレビの泉」が現在の姿になったのは、1762年のこと。
当時の法王が、ポーリ宮殿の側面に噴水を建設するコンクールを開催し、勝者となったニコラ・サルヴィという建築家が1732年から建設を開始したんですが早くに完成を見たかったようで1735年には工事完了もしていないのに落成式を行ったようです。
せっかちだったんですかねw
その後紆余曲折を経て工事が再開したのは、1747年のこと。
ジュゼッペ・パンニーニという芸術家がサルヴィ亡き後のプロジェクトを引き受け、完成したのは1762年5月22日。
じつに30年の年月を経て完成したことになります。
ま、スペインのサグラダファミリアに比べればあっという間でしたけどね。
引用:https://pixabay.com/ja/users/user32212-763448/
その3
「トレビの泉」で絶対欠かせない儀式の
「コイン投げ」にはどんな由来があるのか?そしていったい何回投げればいいの?
歴史的建造物の多いローマでは、それぞれにさまざまな伝説が残っていて「トレビの泉」にコインを投げるのも、こうした伝説と深い関わりがあるみたい。
ヨーロッパでは「水のわき出る井戸に小銭を投げ入れると願いが叶う」、という民間伝承があり、「トレビの泉」にコインを投げ入れる風習もこうした伝承からなのでは?と。
いつ、誰が、「コイン投げ」のルールを決めたのかは定かではないみたいですけど、基本はこうです。
「トレビの泉」を背にして、目を閉じて右手で左の肩ごしにコインを投げる。
こうすると、「もう一度ローマに戻ってくることができる」
2回、この「コイン投げ」を行うと、「愛する人と出会うことができる」
3回目から諸説があるのでご注意を。
ある説に寄れば、3回このジェスチャーを行うと「愛する人と結婚ができる」といわれ、別の説では「恋人や夫婦関係にある相手と別れることができる」といいますから、意味するところはまったく反対になっていますw
イタリアの説では、「コインを3回投げると結婚できる」という伝説のほうが普及しているようす。
何事もポジティブなイタリア人気質なのかもw
投げるコインの枚数についても、諸説があって
1枚ずつコインを投げる動作を数回行うのか、一度に2枚のコインを投げるのかはもう個人の自由。
「トレビの泉」の「トレ」は、イタリア語では「3」を表します。
そのため、イタリアでは3回、あるいは3枚のコインを泉に向かって投げることによって「結婚できる」というポジティヴな伝説が生まれたのでしょう。
引用:https://pixabay.com/ja/users/user32212-763448/
その4
トレビの泉には、毎日7万人もの観光客が訪れ、その誰もが肩越しにコインを投げ込んでいます。
という事は金額にしたら一体、おいくらほどなのでしょうか?
トレビの泉は毎週月曜日の朝7時から11時の間に清掃されるそうです。
清掃を担当しているのは、「アチェア」という大企業で、ローマの電気、ガス、水道を司っている会社なんだそう。
朝7時、泉周辺を立ち入り禁止にし、まず電気で泉の水を止めます。トレビの泉は人工の泉ですので、その場で湧いているわけではなく、20㎞先の水源から水をひいています。水が止まったら次は泉の水を抜きます。
約1時間後、水が抜けきったら、清掃チームが泉の上部から清掃とコイン集めを一気に開始。約3時間で完了します。
再び泉に水が注ぎ入れられますが、この水は石灰質がつかないよう、塩を大量に使い、ろ過装置を経由して入れられているのだとか。
そして集まったコインはゴミ袋にして9袋も!金額に換算して平均で約23万円、1年間では約9,000万円相当にもなるそうです。
この収入の半分はローマ市のものとなり、また半分は郊外の施設に運び込まれ、慈善団体を通じて病に苦しむ人や貧しい人たちの福祉に使われるそうです。
引用:https://pixabay.com/ja/users/wurzl666-4383650/
その5
2014年6月5日より、ファッションブランドの「フェンディ」が資金を提供し、
「FENDI for FOUNTAINS」と銘打たれ、ローマ市内にある歴史的な噴水を修復および保護を目的としたプロジェクトの一環として約218万ユーロ(約3億520万円)もの巨額な費用が費やされたそうです。
流石イタリアブランドって自国愛が大きいんですね!
新たにLEDを使ってのライトアップが始まり、日没後には昼間とは全く違った幻想的な雰囲気が楽しめるようにしてくれました。
https://www.vogue.co.jp/collection/trends/2016-07-16
2016年7月には、フェンディー社の90年を記念して
トレビの泉の周りにスケルトンのキャットウォークが設置されて、モデルたちがそのキャットウォークをハンドペイントや手刺繍の花や星をモチーフにした服を身にまとって歩いて行く姿はまさに芸術でとても幻想的なファッションショーだったようです。
でもトレビの泉の莫大な修復費用を自ら負担したフェンディなのに、このファッション・ショーの開催許可は、簡単には下りず、OKが出たのはファッション・ショー当日のAM1時だったそうです!
おまけ情報ですけど、西ローマには、24時間無料で飲める「ワインの泉」があるらしい!
ローマのすぐ東に位置するアブルッツォ地方のセントトーマス教会が、巡礼を活性化させるためにおこなっている非営利・支援プロジェクトの一環として誕生し、モンテブルチャーノ種が有名なこの地方で生産されたブドウを大量に集めて作られ、蛇口の周りの小屋はイタリアの建築家ロコ・バレンティーィー二によって建てられたそうです。
この蛇口は24時間365日、誰でも利用することができ、無料で飲み放題。 ただし、酔っ払って大騒ぎするのは厳禁、とのこと。
Facebookで告知したところ、オープン日には多くのワイン好きが集まり、大盛況だったようです。
イタリアってやっぱ面白いですよね。
歴史や伝統があるのに気さくな気がしますw
引用:https://pixabay.com/ja/users/timmz-47409/
日本はお賽銭のイメージですけど…共通は願い事を浮かべながら投げ入れる?
という事で早くコロナが終息しますように~と願うばかりです!
イタリアへ行きたいなぁと思うtomokaでした。
この記事を書いた人
tomoka
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